無題
集団から切れそうになると
五郎さんがふっと風上に入ってくれて、ここ(風下)入れよと合図してくれる。
また切れそうになると
今度は森本さんが何も言わずに風上に入ってくれる。
シュンスケさんやキョウシロウさんは人一倍先頭を引いて力強く風を切ってくれる。
言葉はないけど、彼らの背中が強さと優しさとを物語っている。
こんなカッコいい人達に自分もなりたい。
絶対食らいついていくぞ。
今日こそ千切られずに最後までついていくぞ。
そんな気持ち。
でも、そんな気持ちが空回りして、また身の程をわきまえず無茶して千切れた。
おまけに人生最大級のハンガーノック。
定食屋に着いたけど、数秒意識を失った。
命からがら五郎さんと定食屋に入って、唐揚げ定食ご飯特盛を注文。待ち切れずに出来合いの小鉢に手を伸ばす。
無限に食べられる気がしたけど、結局食べ切れず盛大に残すハンガーノックあるある。
「お前は自分の体力も胃袋のキャパも把握できてねーな」
と五郎さんは笑っていた。
その通り。自分はアホだ笑
196km TSS360
ちょっとおセンチな気分。